

2月のKUMARCHEは、寒くなるほどに甘みを増す「長ネギ」です。
ネギの原産地は中国。紀元前から栽培されていたという記録があります。寒さに強い長ネギ(根深ネギ)は中国北部・シベリアで、暑さに強い葉ネギは中国南部で生まれたといわれています。
日本には、朝鮮を経て奈良時代以前には伝来したとされており、「日本書紀(720年)」や平安中期の律令施行細則「延喜式」などにも記載があり、平安時代には一般に広がり主要な野菜であったことをうかがい知ることができます。
ヨーロッパには16世紀ごろに伝わったようですが普及せず、ヨーロッパ原産種で、古代エジプトやギリシア時代から栽培されていた「リーキ」が栽培されています。(ポアロ、ポロネギ)
名称の由来は、ネギの独特の臭気の強さから「気」と言われており、白い根っこが深く伸びることから「根ギ」そして「根深」とも言われるようになりました。「分け気(ワケギ)」「浅い気(アサツキ)」もこの語源から来ています。
日本では各地で栽培されているネギですが、品種名がついたのは明治以降。それぞれ栽培されていた土地の名前がつけられたものが多く、特に有名な物としては、関東地方の「千住ネギ」(長ネギ)と関西地方の「九条ネギ」(葉ネギ)があげられます。
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近年人気のあるものに、千住ネギと九条ネギの雑種から生まれた品種である「越津ネギ」があります。愛知県の越津が原産地で、白根の部分も葉ネギの部分もおいしく食べることのできるネギです。
奈良県には、「大和のこだわり野菜」の一つに認定されている「大和ふとネギ」があります。長ネギより少し短いですが太くてしっかりした白根部分があり、葉までおいしく食べれることが特徴。栄養価も高く、kumaFARMでも挑戦したい野菜のひとつです。
長ネギは冬が旬。寒さで体が凍りつかないように糖度を上げます。甘みを含んだ味は、お鍋や焼き物、煮物などにピッタリで、寒いこの季節には重宝する野菜。
長ネギで主に食べる白い部分は「白根」と言われたりしますが実はこれも葉っぱ。葉が何枚も重なり合ってできているものです。ネギの成長と共に土寄せをし埋めていくことで太陽の光を浴びずに柔らかく白い状態になります。
ネギのにおいのもとである「アリシン」という成分は、消化促進と抗菌作用があり、風邪や食べすぎが気になるこの季節には欠かせない野菜といえます。
参考文献:
・野菜園芸大百科 第2版(社団法人 農山漁村文化協会)
・花図鑑 野菜+果物(草土出版)
長ネギ成長記
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PROFILE
熊崎博一 / Hirokazu KUMAZAKI
スノーボードインストラクター・菜園家・野菜ソムリエ
奈良県葛城市「kumaFARM」にて一年を通して複数種類の野菜を化学肥料や農薬を使用せず栽培する菜園家。また冬季は長野県の白馬で、夏季は大阪府にあるO-airウォータージャンプにてスノーボードインストラクターとしても活動。野菜直売を行う「KUMARCHE」を「nosh」と「okirau2」にて不定期に開催しており、「nosh」のカウンターでは日常的に「kumaFARM」の野菜を少量だが、販売している。野菜の栽培状況、「KUMARCHE」開催予定は、kumaFARMのfacebookページで確認することができる。
kumaFARMのfacebookページ : http://ja-jp.facebook.com/pages/kumaFARM/109276409162044










