

西大寺の大茶盛
photo & text suzume
顔よりも大きな茶碗でお手前をいただく。
茶碗は直径30センチ以上。
ひとりでは茶碗を持ち上げるのも大変なほど。
両側からぐっとかかえて茶碗に口をつけると、
茶碗のなかに全部顔が隠れてしまう。
西大寺の大茶盛は茶碗だけでなく全部の
お手前の道具がビッグサイズ。
茶筅も特大サイズで、お茶を立てている様子は
見ていて思わず笑ってしまう。
新春の大茶盛は朝から大勢の人出で、お茶会の場は終始なごやか。
大茶盛は新春の1月以外にも、春の4月と秋の10月にも催される。
西大寺の中興の祖である叡尊が貴重な茶をふるまったのが
はじまりとされていて、庶民がカメやどんぶりといった
巨大な器をもって集まってきたことが、特大サイズで
ふるまいをする起源になったのだとか。
特大の道具をつかってお坊さまが立ててくれたお茶は、
特大の茶碗に入ってしずしずと運ばれ、数人で回し飲みする。
一人で持てないときは周りから支えたりして、飲むだけでも大変だ。
ふるまわれるお抹茶もお菓子もこの席のために用意された貴重なもの。
新春の席にはちらほらと着物姿の女性を見かけたのだけど、
着物の女性が多いほど、その年の景気が良いのだとか。
そうして見回してみると今年はどうだっただろう。
多くもなく少なくもなく、中庸でそれもまた良し。
真言律宗総本山 西大寺
〒631-0825 奈良市 西大寺芝町1-1-5
TEL:0742-45-4700 FAX:0742-45-4720
HP:http://www.naranet.co.jp/saidaiji/
新春大茶盛 毎年1月15日 10:00〜16:00
*そのほか西大寺では春と秋にも大茶盛が開催されます
春の大茶盛 4月第2土曜日・日曜日9:00〜15:30
秋の大茶盛 10月第2日曜日9:00〜15:30
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